本記事ではメタマスク(MetaMask)の始め方、使い方をわかりやすく解説していきます。
メタマスクは仮想通貨の取引や送金、NFTの売買などをするために必要なもっとも一般的なウォレットです。
メタマスクとは
メタマスク(MetaMask)とは簡単にいうと、仮想通貨のお財布(ウォレット)です。
イーサリアム(ETH)系の仮想通貨ウォレットで、単に仮想通貨を管理できるだけでなく、仮想通貨の交換(スワップ)やイーサリアムチェーン上のNFTの保管や送受信も可能です。
つまり、仮想通貨・NFTなどにかかわるうえで必須のツールといえます。
メタマスクは、Google Chromeの拡張機能などで使用するWebブラウザ版と、スマホアプリのスマホ版があり、さまざまな場面で気軽に利用できます。
メタマスクの導入の前に
メタマスクを使う前に、まずは仮想通貨を取り扱えるようにしておく必要があります。
そのためには、国内の仮想通貨取引所に口座を開設し、仮想通貨を保有しておく必要があります。
メタマスクのメリットとデメリット
メタマスクのメリットは次の4つです
- イーサリアム(ETH)などのウォレットアドレスをまとめて管理できる
- さまざまなプラットフォームに接続できる
- トークンをスワップ(交換)できる
- 手数料を自由に設定できる
イーサリアムなどをまとめて管理できる
メタマスクはイーサリアムをはじめERCトークン、Polygon、Avalanche、BSC規格のトークン、などを1つのウォレットアドレスでまとめて管理できます。
メタマスクでは複数のウォレットを作成できるため、用途ごとにウォレットの使い分けができます。
また、複数のアカウントも作成でき、その切り替えも簡単です。
ウォレットによっては、トークンごとにアドレスが必要な場合もあるため、まとめて管理できることはメタマスクのメリットと言えます。
さまざまなプラットホームに接続できる
メタマスクは、NFTゲーム、マーケットプレイス、DeFiサービスなど、イーサリアムブロックチェーン上に作成されたさまざまなプラットフォームに接続可能です。
メタマスクに各コンテンツで使用する仮想通貨を保有しておくと、プラットフォーム内での取引に使用できます。
また、NFTを入手した場合は、NFTの保管場所としてもメタマスクを使用できます。
NFTゲームを始め、NFT関連のコンテンツは急増しているため、より多くのコンテンツを楽しみたい方には必須ツールと言えます。
また、様々な企業との提携を続々と発表しており、デジタルウォレットを通じて、世界の様々な地域で、分散型金融(DeFi)へのアクセスを実現する試みを実装しています。
トークンをスワップ(交換)できる。
メタマスクではトークンのスワップが可能です。
トークンスワップとは、メインネットへ仮想通貨を移行する際にトークンを交換することです。
トークンスワップのプラットフォームは、UniswapやPancakeSwapが有名ですが、メタマスクでも利用できます。
この機能により、国内取引所に上場してない仮想通貨銘柄を簡単に交換できます。
海外の仮想通貨取引所で口座開設するより手軽に通貨を入手可能です。
手数料(ガス代)を自由に設定できる。
メタマスクは手数料を自由に設定できます。
ガス代とは、イーサリアムブロックチェーン上で通貨やNFTを送受信する際に発生する「手数料」のこと。
イーサリアムでは1秒間に処理できる承認量が決まっているため、上限を超えた場合、より多くの手数料を払った人が優先的に処理される仕組みがあります。
ガス代を多く支払うことで仮想通貨を優先的に早く送金(処理)することが可能です。
メタマスクのデメリットは次の3つです。
- 利用できるブラウザが少ない
- 対応可能なブロックチェーン(仮想通貨)が少ない
- セキュリティ面の不安
利用できるブラウザが少ない
メタマスクを利用できるブラウザが少ないです。
現在、対応しているブラウザは次の4つのみです。
MetaMaskを利用できるブラウザ
- Google Chrome
- FireFox
- Opera
- Brave
対応可能なブロックチェーン(仮想通貨)が少ない
メタマスクで使用できるブロックチェーンの種類はそれほど多くありません。
メタマスクに接続可能な主なブロックチェーンは次の通りです。
メタマスクに接続できる主なブロックチェーン
- イーサリアム
- BSC(バイナンススマートチェーン)
- Polygon(MATIC)
- Fantom
- Avalanche
- Harmony
- HECO Chain
- KCC
- xDai
- OKEx Chain
一番知名度の高いビットコインなどは利用できません。
Solanaを利用したDappsなども増えていますがメタマスクでは使用できません。
セキュリティ面の不安
メタマスクは、ネット上に仮想通貨を保管する「ホットウォレット」とよばれるものです。
ホットウォレットは無料で作成でき、送受信が簡単なものが多いのが特徴です。
しかし、オフラインで管理するコールドウォレットに比べると、セキュリティ性が低く、ハッキング(盗難)のリスクが高いと言えます。
利用する際は、ハッキングのリスクがあることを理解しておきましょう。
また、パスワードや秘密鍵を他人に知られるとメタマスク内の資産を盗まれる可能性が高いため、絶対に誰にも知られないように管理しましょう。
「秘密鍵」の保管については、厳重に取り扱ってください。
導入時に警告文としても表示されますが、スマートフォンのスクショ機能やメモ機能で残しておくのは危険です。
絶対にやめておきましょう
まとめ
メタマスクのメリット・デメリットについてお伝えさせていただきました。
メタマスクはNFTを扱う方に多く使われているウォレットです。
無料で使えて、使い方も簡単なので、はじめてのウォレットにおすすめです。
ただし、パスワード・秘密鍵などの管理方法には気をつけてください。
それでは!
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